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BLOGOS誌上で、国家公務員一般労働組合(国公一般)の方々が作るブログ「すくらむ」さんが、半年前から本誌が主張してきた仮説を立証したかのような、決定稿とも言うべき記事をエントリーされていますので紹介したいと思います。記事中で、年齢別の自殺率の増加傾向や「勤務問題」が原因の自殺率の増加傾向を年齢別で表記されたデータなどが非常に分かりやすくまとめられているのでオススメです。

若者が自殺で1時間に1人亡くなる日本-仕事に殺される20代はこの6年で5倍増(国家公務員一般労働組合のブログ「すくらむ」)

読んでみると、20代の「勤務問題」による自殺率がこの6年で5.14倍も増えていること、また増加率が一番高いだけでなく、自殺率の絶対値そのものも、20代が一番高くなっているという驚くべき事実が明らかにされており、『この16年間でもっとも「生きづらさ」が増したのは20代』と結論付けられているのも、十分頷けるだけの説得力があります。

その中でも特に興味深いのは、データの出所により調査期間が異なったりしているものの、比較対象となっている自殺率の主要データが全て2009年か2010年対比となっていることです。結果的には、リーマン・ショックから1年後の2009年秋頃から2010年にかけて「20代リストラ」が盛大に、かつ暗黙の元に行われていた=仕事が原因の自殺率は過去最悪になるだろうとしてきた本誌の主張と完全に合致しており、「ようやくあの時期の実態が数値上でも明らかになって来たな」というのが素人目から見た率直な感想です。

もちろん本誌も2011年度の最新データが調べられている訳ではないのですが、社会的な雰囲気として、あの時期に比べれば、20代~30代にとって今年は「まだマシ」な年だったのではないかと考えています。よって本誌の見解として、今年は09年~10年と比べて、自殺率や求人倍率にも若干の回復傾向が見られるのではないかと予測しているのですが、それはあくまでも予測値に過ぎません。もし記事としてインパクトを出すとすれば、11年度の数字が出揃っていないこのタイミングで、09年度及び10年度と過去の数値を比較するのが一番なのは明白です。少なくとも「5倍増」という数字が、現時点の最新データとして間違いないからです(今後更なるディープインパクトがカザーナ世代を襲う可能性は否定できませんが…)。

以上を踏まえた上で、「すくらむ」の記事はその見せ方も含めて、本誌の主張を裏付ける客観的な資料として信頼性が高く、それゆえ今回のエントリーについて、微力ながらエールをお送りしたいと思い至ったというわけです。あえてエラそうな言い方をさせて頂くと「もっとやれ!」ということです(笑)。

ということで、まず最初に「すくらむ」の関連記事を読んだ後、何でこんなことになってしまったのかを知るのに、半年前の本誌特集「若者がなぜ3年で辞めさせられるのか―20代リストラ」に進んで頂ければ、現在20代半ばから30代半ばまでの「カザーナ世代」を取り巻く状況への理解がより一層深まると思います。

私たち世代が2009年を振り返ることが出来なければ、いつかまた必ず同じことが起きる…本誌はそう考えています。後先短い年寄り連中の自己保身が前提の取り決めで、同世代の仲間が職を失い、絶望の淵で命を落としていったという事実をみすみす風化させる訳にはいきません。

合言葉は「Remember!2009」。同志たちよ、09年を忘れるな!ということです。この件については、アジメディアと言われたって構いません。保身に走る老社蓄の恫喝にビビッて、自分の人生を前に進められなくなることだけは、次世代サラリーマンの考え方として何としても避けたいものです。