写真提供:ペイレスイメージズ新年明けましておめでとうございます。今年度も、結婚に向けて奔走!奮闘!ということで、今年の目標も昨年に引き続き「結婚」とさせていただきます。大須ぱる子です。

年末夜勤。真っ暗な病院の、トイレで足腰立たないばーちゃんの尻を拭きながら迎えた新年。その余韻に浸ることなく暗闇で走り回り、帰宅途中は初詣客の渋滞に巻き込まれ、晴れ着の娘たちを横目に見ながら、ようやく帰宅したかと思えば、無駄に厳粛な空気の中、親戚一同が集まり新年の挨拶。そこに目の下のクマ濃く、普段着のよれよれのシャツを着て参上するワタクシ。親戚の親父たちが泥酔して騒ぐ中、自室で一人眠りにつくワタクシ。目が覚めて届いた年賀状には、写真付きで「新婚楽しんでます☆」的な、かつての同期の姿が眩しい…。

ええ、毎年の元旦のことです。

だがしかし。一年の計は元旦にあり!どうやって結婚に漕ぎ着けるか、今年こそ気合を入れて考えねば。そこで今回は、昨年の婚活を振り返ると共に、今後の方向性について自分なりの考えをまとめてみたいと思う。

うっすらと婚活を始めてから早1年。職場の上司に始まり、学生時代の先輩、友人・知人など、ありとあらゆるコネクションを駆使し、出会った男性は数知れず…なワケはなく、ちらほらと数人。比較的、人からの紹介が多数を占めた1年であった。と同時に、いかに看護師の結婚紹介がアテにならないかを思い知った1年でもあった。

まず最初に考えたいのが、職場関係者の紹介である。

職場の上司や先輩からの紹介というのは、一般的にはかなり正攻法の部類なのかもしれないが、看護師界ではそうとも言い切れない。前回までに書き綴った通り、看護師界は上下関係も厳しく、また見栄とプライドが入り交じる世界である。

既婚看護師の間には、小説『白い巨塔』のくれない会(教授の奥様会)を彷彿とさせる派閥があり、言うなれば「裏ステータス」というものが存在している。なぜだか、夫のステータスはそのまま病棟内の裏ステータスに直結する。表のステータスとは違い、裏ステータスの高い看護師は実質的な権力を握る事が多い。独身の師長や主任も、そこには太刀打ちできないほどだ。

何気ない世間話の中で、絶妙のタイミングで繰り出されるのは、ムンムンと匂い立つ間接的な夫の自慢話や「結婚生活幸せです」アピールだ。ここでは、自分の結婚生活がいかに充実していて幸せであるように見せるかが勝負である。トップとまでは行かなくとも、裏ステータスはある程度高い方が職場では生き残りやすいため、既婚者は既婚者で皆必死なのだ。ちなみに看護学校時代の同期も昨年結婚し、新婚早々くれない会(笑)の一員となったが、やはりなかなかの苦戦を強いられているようである。

結婚してからもそんな激闘を繰り広げている上司や先輩にお願いしたのがそもそも間違っていたのかもしれないが、この状況下でむざむざ後輩に優良物件を紹介する看護師がいるはずもなく、結果はことごとく失敗に終わった。少なくとも私が看護師長や職場の先輩から紹介された男性は、その「残念度」において、今までの人生で1位2位を争うような猛者ばかりだったのである。

例えば、会って己の負け戦半生について熱く語る男性や、よくよく話をしてみると定職に就かずパチンコで生活している男性など…少しばかりの良心があったら紹介しないであろうステータスの殿方が見事揃い踏み。大学時代の仲の良い友人が、職場の上司に勧められてお見合いをした人がとても素敵だったという話を聞くと、ただただこの職に就いた事を悔やむのみである。



そこで次に考えるのは、友人からの紹介である。

友人の紹介で知り合う男性は、もちろん私が看護師であることを前情報で仕入れている場合が多いのだが、金銭的にも精神的にもある程度独立しているイメージがあるためか、看護師という職種は婚活において多大な影響力を持っている。

世の中の看護師のイメージは様々である。よく言われるものをポジティブな順に並べてみるとわかりやすい。

優しい>献身的>経済的に自立している>気が強い>デリカシーがない>がさつ>エロい

このように(?)、看護師という仕事をしている女性を好意的に見るかそうでないかは、男性の間ではハッキリ分かれていると言えそうだ。さすがに友人からの紹介なので、好意的に見てくれる人しかその場には来ないだろうが、残念ながらダメ男気質のある人や、結婚相手ではなく遊び相手欲しさに来る人も多く、その見極めは毎度困難を極める。そのため、やむを得ず自分の職業を隠してコンパに行ったり、紹介してもらったりする看護師も多いのが実情だ。正直、以前は私自身もそうしていた時期がある。

また、私は看護学校に行く前に一般の四年制大学に通っていたので、その友人のつながりで紹介してもらうこともあった。何度か会って、良い雰囲気になったこともあったが、看護師であることを伝えると途端に顔を曇らせる男性もいた。「看護師はちょっと…」とあからさまに言われることもあった。

何がどうなのかは知らないが、どうやら看護師という職業は、婚活という場面においてプラスに働くことはあまりないようだ。まったく悲しい話である。

…などと悲しんでいる場合じゃない(のが悲しい)ので、最後に私が元旦の夜を徹して考え出したシンプルかつ最も成功率の高そうな「看護師が幸せな結婚を掴み取る方法」を公開しておきたい。それは、男性が多いコミュニティの中に自ら全力で突入することである!言うなれば、魚の群れを目前にした海鵜。言うなれば、圧倒的なスピードで男性の群れに飛び込み、これをモノにする一撃離脱の婚活術。

参考までに、美しい海鵜の映像をどうぞ。

というわけで、今年度はこの作戦でいきたいと思います。いかがでしょうか編集長!

大須ぱる子
おおすぱるこ/愛知県出身・在住の現役看護師。幼少期の得意技はとび蹴り。男運悪し。好きなもの、エヴァ・猥談・牛すじカレー。時々白目、時々昇龍拳。