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テブラーマンの基本三原則といえば「持たず、持たさず、持ち込ませず」だが(?)、通勤時間の有効活用という全サラリーマン共通とも言える悩みの中で、つい本や雑誌を読んだり、PSP・DS・ipadで遊んでみたりしがちな人も多いのではないだろうか。この時点で、カバンの中にかなりのウェイトを占めるであろう娯楽物が一つ増えることになるわけで、これではゴチャバッグ帝国の思うツボである。

今回はそんなカバンの中身をひとつ減らせる上に、毎日の通勤がリフレッシュ時間となり得る知的コンテンツを紹介したい。

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ラジオNIKKEI『アイデアカプセル』は、“スキマ時間のビジネスサプリメント”をテーマに、関西私大の雄・関西学院大学の現役大学教授が、ラジオ番組用にサラリーマン向けのプチ講義(約15分)を無料で提供するというもの。PC・携帯・ポッドキャストに対応、過去放送分もアーカイブからいつでも無料でダウンロードできることから、放送大学より気軽に「聴講」できるスタイルが心地よく、ハマると結構ヤミツキになる。

何より「15分」という長さが絶妙だ。乗り換えもあり、なかなか落ち着かない“通勤”というある意味特殊な拘束時間の中で、必要な情報のエッセンスを凝縮し伝えられる最短かつ最適な時間配分。NHK教育の名番組『さわやか3組』『たんけんぼくのまち』『おーい!はに丸』『できるかな』等が全部15分枠だったことを思い出す。意外と、人間が集中できる限界時間は小学校低学年で止まっているのかもしれない。はてはてふむー。

また、公開されている講義内容も非常に多岐に渡っており、「行動ファイナンス」「知の仕掛け人」「ソーシャルワーク」「現代の消費」「ジャパンクールと情報革命」「肥満と健康」「アートとマーケティング」などなど、カザーナ読者も食いつきそうな内容が満載。しかも、こうしたコンテンツがすでに250近くあるのだ!ああ、もうどれから手をつけたらいいのか分からない、え、なんだってゴンタ君?ムホムホムホという感じである。

例えば2012年1月からは「映画と政治」というテーマで同大法学部教授の塚田幸光氏が話されているのだが、これがまた第1回からいきなりカザーナ的なノリで面白いので、こちらも併せて紹介しておきたい。

第1回「2つの9.11―『千と千尋の神隠し』と『ブラディ・サンデー』―」

2001年9月11日、同時多発テロが起こったことは、記憶に新しいことと思います。
その約半年後、2002年のベルリン国際映画祭で最高賞の「金熊賞」をとった作品をご存知でしょうか?

日本が誇る名監督、宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』です。日本の監督が、しかも日本のアニメが受賞したことで日本中が湧き上がりましたね。

ところで、2002年のベルリン国際映画祭では例外的にもう1編の映画が金熊賞を受賞していたことはご存知でしょうか?

それは『ブラディ・サンデー』という映画です。

9・11の翌年という特別な年に、なぜ例外的に2つの映画が受賞したのでしょうか?
そして「二つの9・11」とは一体何のことを指すのでしょうか?

その答えは是非、本編をお聴きください。

興味のあるテーマを自由にピックアップ、次世代サラリーマンの知的好奇心を満たす“ビジネスサプリ”を気軽に摂取できる『アイデアカプセル』。改革が進む大学教育の先端を垣間見る意味でも、CAZANA読者なら一度チェックしてみる価値はありそうだ。