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ZAWA友FESTA 2012
今月16日(月・祝)、愛知県の稲沢市民会館で音楽とアートの夏祭り『ZAWA友FESTA』が開催される。稲沢を盛り上げて魅力ある街にしようと、地元の20代~30代が昨年8月の第1回に続いて企画したという。

催し物は市内のロックバンド5組のステージや、一宮太鼓保存会の演奏をはじめ、「腕-1グランプリ」と称した腕相撲大会、キャンドル作り体験会、フリーマーケット、特産の植木販売など多彩だが、何より驚きなのは、これほど大規模のイベントが、地元を中心とした20代~30代の本誌読者世代によって「自力運営」されているという点である。

公式HPの「協賛について」には、以下のように記されている。

(前略)しかしながら、当委員会は、非営利かつ有志の団体であり、催事等の実施にあたりましては、その運営経費の全てを会員の出資及び収益金等の収入のみで賄うことは困難でございます。こうした事情を踏まえまして、当委員会の趣旨にご賛同いただき、さらにはご協力いただける篤志家の方々の存在が不可欠であると認識しております。

つきましては、まことに恐縮ではございますが、当委員会の今後の活動の継続、ひいては稲沢市を中心とした地域の持続的な発展を望むべきものとして、皆様方には、当会の活動に対するご理解ならびにご賛同を賜りますとともに、ご賢察の上ご尽力いただきますようお願い申し上げます。

思わず読み飛ばしてしまいそうになるくらい控えめに書いてあるものの、この数行の意義は計り知れない。通常これほどの規模で、しかも「まちづくり」「地域コミュニティの活性化」を公言している類のイベントの場合、市町村などの自治体が何らかの形で金銭的援助を行っていそうなものだが、どうやらそれが一切無いらしいのだ。

確かに告知ポスターにも「後援:稲沢市/稲沢市教育委員会」とあるが、決して「共催」とは書いていない。

また、同じく公式HPの「イベント概要」を見てみると、

(前略)まず、地域の祭りを復活させるため、若者主導の夏まつりを創出するという趣旨のもと、我々自身がこれからの時代を担う存在として自分たちの街に愛情を持って、活性化につながる活動をしていきたいと思います。

こうした活動を経て、稲沢市の活性化に間接的に貢献するとともに、将来的には市との協働により、地域全体の魅力向上につながるような取り組みを進めていきたいと考えています。

つまり、現時点では完全な20代~30代による「自力運営」――。主催する実行委員会の岩田周作副理事長によれば、「組織とかバックアップとか関係なく、面白そうだから勝手にやっちゃってる」イベントだというのだ。草食化が嘆かれている同世代にあって、このポテンシャルのまま第2回が行われていること自体、全国的にも稀有な事例と言えるのではないだろうか。

また、1日限りではあるものの、愛知県周辺の住民にとっては日中最大の「お祭り騒ぎ」になることがほぼ確定しているということも注目に値する。というのも、この日愛知県では他に主だったイベントがないのだ。それを鑑みてなのか、確かに公式HPを見てみても、稲沢市民だけでなく、普段稲沢に立ち寄る機会のない周辺住民にとっても十分楽しめるイベントに仕上がっているようだ。


本誌イチ押し3大イベントはコレ!

個人的には、

e-nazawaE-NAZAWAオンステージ 13:10~ が、ネーミングセンスもさることながら、この怪しすぎる風体が非常に気になるところではある。前述した岩田氏の自作自演ではないかともウワサされているが、真相は定かではない。「MEGANTE」の見る者を飽きさせないライブパフォーマンスには定評があるという。

また、

西光亭「くるみのクッキー」で有名な、あの西光亭がまさかの出店!このくるみクッキーは何度か食べたことがあるが、マジで美味いので本誌グルメ班としてオススメしておきたい。そして東京では本当に流行っている。どうやって呼んだんだというレベルである。意外と日持ちするので、プレゼントにも最適だ。

さらに、

223945_196538630400514_412029_n第3回 腕-1グランプリ 15:30~は、その名の通り腕相撲大会である。公式HPには「稲沢で一番強い奴は誰だ??」とあるが、東海3県でこれほど大体的に素人の腕相撲を推奨している地域もないことから、もはや東海最強の素人を決める大会と言っても差し支えないだろう。
優勝賞金1万円ということもあり、参加費500円が必要だが、なんと今回は受付に携帯かスマートフォンでこのページを見せれば、なんと参加費が無料に!
腕っぷしに自信のあるカザーナ読者は是非参加しておきたい。


今、いたずらに居丈高な意義や理念に縛られて、当初の勢いを無くしながらもズルズルと存続しているイベントが全国的にも少なくない。そんな中で「面白そうだから」「勝手に」始めるという初期衝動を貫き続けている『ZAWA友FESTA』に注目が集まるのは当然のことなのかもしれない。周辺住民だけでなく、非営利組織のイベントや団体運営のヒントを得たい次世代リーダー達にとっても、一度訪れてみる価値はありそうだ。

変 周長
へん・しゅうちょう/1981年愛知県生まれ。本誌編集長、クリエイティブマネジャー。
Twitter ID: @_CAZANA