女子高生コスプレ
女子校に勤務していると、会社員ではあり得ないだろうおかしな光景に幾度も遭遇する。職員の話は以前もしているが、今回は生徒の思わずドン引きしてしまう言動を紹介していくことにしよう。結論から言えば、女の花園はドス黒く汚い世界で、しかも世の中を知らないという、それはそれは厄介なところであるということだ。

*      *      *

【第5位】付き合うならやっぱり「三高」

これは保護者からの情報提供である。ある日、校外での生徒の様子に驚いたと報告を受けた。ある生徒が電車の中で次のような会話を大声でしていたそうなのだ。

生徒A「付き合うならどんな人がいい?」
生徒B「早稲田とか慶応で、お金持ちで、顔もよく背の高い人!」
生徒A「それわかる。」

かつて女性にモテる男性の条件として三高(高学歴・高収入・高身長)が挙げられていたが、現在では三平が主流とも民間の調査で出ている。このような時代の中で三高を選ぶのは、世の中を知らないというか、自分の身の丈を知らないというか、そもそも自分の顔を見たことがないというか…とにかくとても残念な出来事であった。


【第4位】お年玉が教師の月収以上

冬休みが終わり登校してきた生徒が、休み中の出来事などを話し合っている様子はよく見かける。しかし、こんな可愛いげのない発言を耳にしてしまった。

生徒A「お年玉いくらもらった?」
生徒B「3万くらいかな。」
生徒C「え、それだけ?私は、30万はもらったよ。」

生徒Cの30万円は、もはや私の月収より多い。その子どもと入れ替わりたいと思ってしまった。この後の彼女たちの会話でお年玉で何を買うかという話になっていたが、もちろんヴィトンなどブランド品を買うということであった。ブランド品なんて自分ですらほとんど買ったこと無いのに…。


【第3位】ジャニタレの妄想奥様

プリントなどの提出物をチェックしているとたまに出てくるのだが、ジャニーズのアイドルの妄想奥様である。どのようなことかというと、「赤西○△」「錦戸○□」など、自分の名字を勝手にアイドルの名前にしてしまうのである。つまり、妄想婚してしまうということだ。もちろん、人それぞれ好きなアイドルがいるのは自由だし可愛いものだが、思春期の妄想もここまで来ると呆れてしまう。余談ではあるが、赤西仁と黒木メイサの結婚に際しては、先に紹介した「赤西○△」は相当落ち込んでいた。「早く離婚しろ!」なんて暴言も吐いていて、どうにか人の幸せを願える子が育つ教育が出来ないものかと考えさせられる。


【第2位】スカートを上げて団扇であおぐ

これはよく知られていることかもしれないが、夏になり気温が上がってくると女子生徒はスカートに涼しい空気を入れるため、男性教員がいる前でスカートを上げて団扇であおぐ。この様子を見ていると、デリカシーの無さに引いてしまう。なかにはスカートを上げすぎて、パンツが見えていると言っていた教員もいた。指摘してあげたいけど、下手に言うとセクハラだと言われてしまうので、なかなか言えないジレンマがある。正直、私自身にロリコン趣味がなくて本当に良かったと思う。


【第1位】校内に下着を落とす

学校内では様々な落とし物がある。教科書やノート、ペンなどはよくあることであるが、拾って困ってしまうものもある。その困ったものとは下着である。夏のある日、教室の見回りをしていたらブラが落ちていた。なんか下手に拾って生徒に見られて変な目で見られたくないので、そのまま通過してしまった。落とした人はどうしてるのかなと思っていたが、後日談として、それはどうやらスポーツブラであったようだ。それにしても、そんなものを落とすなよ!と言いたくなる。

それ以外にも、靴下はよく拾う。特に夏にこれをみると、遠くで見ているだけでも悪臭が漂ってきそうだ。ブルセラマニアではない自分にとって、他人の靴下を拾う作業ほど嫌なことはない。

*      *      *

ということで、今回は男性教員として思わず引いてしまう女子生徒を紹介した。女子校というと華やかなイメージがあるかもしれないが、生徒をみていると、ハッキリ言って華やかさのかけらも感じられない。外から見ていると良いかもしれないが中身は酷い。遠目の富士山…それが女子校なのかもしれない。

はくぼく太郎
はくぼくたろう/現役女子校教員。趣味は徘徊。でも夜回りはあんまりしない。ちなみにヤンキーでもない。この連載は、言いたいことも言えないこんな世の中に向けた、同世代への贈る言葉。