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はくぼく太郎さんの連載『ある女子校教師の独白』が超人気ということだが、前回の記事については、さすがに中高一貫の女子校に通っていた私からも一言物申し上げたくなった。だってあの頃、生徒も先生にドン引きしていたのだから。そこで今回特別に、個性的な教師が揃っていた当時の私の母校で最もドン引きした教師の言動TOP5を紹介したいと思う。

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【第5位】年齢が不詳すぎる

大袈裟ではなく、教師は年を取ってないのではと思うくらい当時と変わっていない。記憶力だって衰えていない。卒業して10年は経つのに、同級生の誰々が結婚したとか子供が出来たとか、こないだ遊びにきたとか…久し振りに会ってもしっかり会話が成り立つのだ。当時あの先生はいくつだったのか?と考えてみるが、若く見積もって30歳過ぎだとしても、今目の前にいるのが45歳~50歳近いとはとても思えない。毎日、青春真っ只中の若い学生さんと一緒にいるとこうも違うものなのか。特に女性教師に対しては敏感で、口紅の色を変えたり、ネイルしていたり、服装がちょっとでも可愛いものだったりすると、すぐにデートだ彼氏が出来たとたちまち話題になってからかっていた。今思うとかなりかなり失礼だったのかもしれない。


【第4位】離婚裁判真っ只中の親権争いを授業で解説

多感なお年頃の女子生徒が集まる教室において、噂話は驚異的なスピードで広まる。どこから漏れるのか…その情報力はあなどれない。噂になっていたのは理科の男性教師だったのだが、実際聞いてみると、当時はあまりのストレスでケーキをワンホール食べても太らないと言っていた。あまりにもドロドロの事情でビックリした記憶がある。今思えば理科より離婚についての授業の方がためになった気すらする。


【第3位】生理用品や下着が校内に落ちていても動じない

実はこれ、嫌いな男性教師の反応を楽しんだり、素でやっている場合がある。ある日、生理用品を頭に貼り付けている生徒がいた(カチューシャ的な?)。それを見た30代の男性教師は一言「やめなさい。」と普通の対応だった。どちらにもビックリなのだが、思わずドン引きした女子高生の言動で第1位に下着が落ちているのがランクインしているのを見ると、その教師も相当動じていたのかもしれない。まあ下着が透けていれば普通に注意もされたので、こんなことは日常茶飯事だった。今思えばセクハラと言われてもおかしくない。ちなみにそんな教師でも、さすがにBL漫画を取り上げていた時は狼狽えていた。


【第2位】卒業生と交際、結婚

狭い教員の世界ではよくある話なのだろうか。軽く4~5人の教師が思い浮かぶ。どのようにして卒業生と交際、結婚に至るのか是非問い詰めたいものだ。女子校にとって数少ない男性教師は時にアイドル的な存在になり得る。クラスに数人はファンがいて、バレンタインデーにうっかりチョコでもあげたものなら抜けがけだと激しく問い詰められてしまう。年齢もそれなりに離れると思うと、少なくとも私にはあり得ない交際なのだが…。下着をひろう教師の方がまだ可愛いとさえ思える。


【第1位】子供は女子を産め!

とりわけ母校出身の教師が異常に熱心だった覚えがある。母校愛溢れるが故の発言なのだか、中学に入学したそこそこから是非女の子を産んで我が校へという推しが半端なかった。その甲斐あってか、私の代でも既に2世っ子がチラホラいた。素直な私は当時、卒業式で同級生たちと将来は絶対女の子を産んでまた母校で会おうね!と約束したもんだ(笑)。しかし今のご時世、若手の収入減や公立高校無償化の影響もあり、私立への進学は厳しそうだ。私も例に違わず女の子を産んでみたものの、実際に通わせれるかは大人の事情になってきそうである。いずれにせよ、子供が産めない体質の子だって中にはいるのだから、教師としてこういう発言はいかがなものだろうか。やはり首を傾げざるを得ない。

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ということで、私が思わずドン引きした女子校教師の言動TOP5を紹介した。女子校という特殊な環境のせいか、教師も実に個性的な集団だった。大人になってますます不思議な人たちだったと気付く。そのおかげで学生時代はとても男性の目を気にせず(恋愛などいい意味で!?)楽しく過ごし、人生のかげかえのない友人と出会えた。きっと私が知らないだけでもっと衝撃的な教師もいるに違いない。女子校は今なおワンダーランドなのである。

あゆみ
あゆみ/198*年生まれ。N大学総合政策学部卒業、保険会社勤務を経てファイナンシャルプランナーとして家庭を守る。