サシャ・シヴァノヴィッチ氏2
卜部: お子さんをお持ちの女性の方なら分かって頂けると思うんですけど、子供が生まれると、周りの視点がどうしても赤ちゃん中心になるんですよね。で、母親の身体がどんなにボロボロでも、孤独を感じていても、赤ちゃんが健康だったらそれでいいんだと。母親がしんどくても「母親なんだから」の一言で片づけられちゃうんですね。でも、産み育てるのは親の方なのに、親のメンタルや健康にスポットが当たっていない今の現状はおかしいと。このままじゃ産後にうつになる人も増える一方だし、そのストレスの矛先は結局子供に向かっていく。これに危機感を持った代表が立ち上げたプロジェクトがマドレボニータだったんです。

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サシャ: 小さい頃からずっと父親に「会社では働くな」って言われて育ってきたんですよ。16歳の時かな。実際少しバイトで働いてみたら、決まった時間にタイムカード押して長い時間働いて…本当に辛かったんですね。で、「ああ、お父さんの言う通りだった」と(笑)。そこからもうずっとフリーランスですね。海外でも、親がサラリーマンなら子供もサラリーマンを選ぶ傾向はあります。でも、他の国のサラリーマン…たとえばさっきお話が出てたドイツとかね、もっと楽なんですよ本当に(笑)。

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安江: 僕の場合はまたちょっと違うんですけど、大学4年の半年を残してエジプトに留学したんですね。そこでアラビア語を勉強して帰国して「さあ就職活動するぞ」と思って大学のキャリア支援室に行ったら、「安江さんは既卒なのでハローワークに行ってください」と(笑)。で、ハローワークに通いながらリクナビに新卒で登録しようとすると「卒業年度が違います。リクナビNEXTに行ってください」と(笑)。ところが、リクナビNEXTに卒業年度を入れてもハジかれるんですよ。まだ卒業してないから(笑)。で、これは困ったなあと。


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5.【企業 "以外" で働く未来論】パネルディスカッション②/卜部眞規子氏~サシャ・シヴァノヴィッチ氏~安江塁氏