安江塁氏2
サシャ: フリーで食べていけるのかっていう問題は、結局マインドに拠るところが大きいんじゃないかっていうことを実感しています。成功ノウハウのような書物もたくさん出ていますけど、仕事はないけど何とかなるかっていう…勇気ですね。これは本当に勇気がいることです。私の場合は先ほどお話しした通り、自分の潜在意識の中でサラリーマンを選ぶ余地がなかったので、結果的に身に付けられたっていうことはあるかも知れません。

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安江: 営業力のないフリーランスは100%食べていけません。自営業になったら、事務所にいきなり電話が鳴る…なんてことはあり得ないわけです。相手はこちらの電話番号を知らないですから(笑)。フリーランスって一見協調性がなさそうに見えますけど、誰とでも仕事をするっていうのが絶対条件になってきます。だからこそ「好きなことを」「何でも」やるように心掛けていますね。

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城: 起業した知り合いとかを見ていると、起業して成功している人って2種類いるんですよ。それは、サラリーマンとして組織の中で専門性を磨いて、それを武器にすることで成功した人と、前職とまったく関係ない分野で成功している人なんですね。例えば飲食店を何店舗かやった後でコワーキング・スペースで成功して、この前本出したりした知り合いがいるんですけど、彼はこれまでのキャリアとはまったく関係ないことで成功しちゃってるんですね。本人に聞いても、「いやー、東大出て、大企業入って…っていうサラリーマン経験は必要なかったかも知れないね」っていう話をしているくらいで(笑)。つまり「いつ起業するか」とか「まずは大企業で何年働いて…」っていう話じゃなくて、最終的には「どういう風に生きたいか」っていうマインドの問題になって来るんでしょうね。


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5.【企業 "以外" で働く未来論】パネルディスカッション③/サシャ・シヴァノヴィッチ氏~安江塁氏~城繁幸氏