ジェットストリーム1
スマホ全盛の世にあって、ボールペンの需要は未だに不変だ。デジタル化しきれない分野をすべてボールペンが担っていると言っても過言ではない。そんな中、今、三菱鉛筆(uni)のボールペン「ジェットストリーム」のオフィス浸透率が群を抜いている。特に大量のボールペンを使用する不動産・建築・設計分野での活躍ぶりには目を見張るものがある。「そういえば」と、お気付きの方も多いのではないだろうか。

確かにジェットストリームの書き味は他のボールペンとは比較にならないほど素晴らしいものだ。以前はゲルインクが一世を風靡したが、あえて言えば、時々インクが出過ぎることによる滲みがビジネス向きではないと見られていた。(履歴書などの公文書を書くときは字が綺麗に見えるので、個人的にはゲルインクもオススメなのだが)

では普通のボールペンはどうかというと、インクの出方がカスカス過ぎて、書き始めと書き終わりがうまく行かないことが多い。何がボールペン習字だバカ野郎などと思っていたものだが、ジェットストリームの登場は、間違いなくこうしたビジネスマンの戦況に風穴を空けた。

筆者が現在所属する会社でも例に漏れず、いつの間にか全社採用されていた。今や在庫ストックはすべてジェットストリームだ。また、以前勤めていた会社では、30年以上ボールペンを使っていると思われるベテランの家具設計担当者をして、「ジェットストリームは地上最強のボールペンですよ」と言わしめるほどの代物である。特に、伝票等で多用されるカーボン紙への書き心地は絶妙の一言だ。

これは少なくとも、筆者の10年近いサラリーマン人生では決して見られなかった特異な現象と言っていい。経費削減自体が日常の業務に組み込まれている中で、オフィスのステーショナリー関係など、そうそう入れ替わったりするものではない。そんな中で、ビジネス戦争の主力文具とも言えるボールペンの勢力図を塗り替えたジェットストリームは、仮にジオン軍で例えるならゲルググ(ドムじゃないよ)に匹敵する高いポテンシャルを誇る傑作と言えるのではないだろうか。

事実、公式HPを見てみると、このボールペンには三菱の最新技術が惜しげもなく注ぎ込まれていることが分かる。

まず「クセになる、なめらかな書き味。」のキャッチコピーを旗印に、世界初の新開発インクを搭載。既存の油性ボールペンと比較して、筆記速度に関わらず、低い筆記抵抗でなめらかな書き味を実現したという。

さらに新しい色材と顔料を組み合わせることによって、従来のインクの約2倍の黒色密度を実現。にも関わらず、新開発のインクは紙にしみ込みやすく、乾きもかなりスピーディだという。これにより、従来の油性インクにありがちな、描線にふれて手が汚れるといったストレスも軽減されているそうだ。

これだけではない。さらさらとした低粘度の新インクに対応するため、ボールペン内部にスプリングチップを内蔵。ペン先のボールを押さえることでインクの直流(ペン先からの漏れ出し)を防いでいるというのだ。また、ツインボール機構の搭載により、インクの逆流(ペン先方向へ逆らってインクが流れる事)も同時に防いでいるというから驚きだ。

ジェットストリーム6


もう後半から素人には何だかよく分からないが(適当だなおい)、とにかくこれほどの技術が結集した画期的なボールペンである。地味だが、確実に日常生活に浸透しているジャパン・クオリティ。近い将来、世界中でジェットストリームアタック(言っちゃった)が起こることを、本誌は密かに期待している。
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