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1.開会のご挨拶/サエグサ編集長
本誌は2010年創刊。以後一貫して、全てのサラリーマンの日常に風穴をあけるリアルスタイル情報をお送りしてきました。それは異端者の悲壮感漂う絶望的な闘いの記録ではなく、むしろ一介の賃労者の立ち位置から価値紊乱の栄光に身を投じるという圧倒的悦楽の産物―。
生来からのエピクロス主義を編集の礎にしながら、ロマンチシズムとカタルシスに生きる全ての働く者たちに秘められた「たった一人の熱狂」に加担せんと意気込む本誌に、今後もご期待ください。
妻の実家が介入して混乱
東海地方に暮らす男性(29)も、離婚調停が遅々として進まず、泥沼の一途をたどっている。一因は「妻の実家」だ。
昨年11月、男性の両親を巡る言い争いが原因で妻(28)は自宅を出て、近くにある実家に戻った。妻の両親は娘を溺愛し、同居していた時から、2人のけんかにしばしば介入した。けんかのたびに妻は両親に報告する。すると、2人の間を取り持つふりをして、義父が「我慢と理解」を求めてくる。
別居後も、どうやら妻は両親にあることないことを吹聴し、男性を悪者に仕立てているようだった。妻の実家に電話をかけた時、義父が一言。
「おまえはDVをしてひどいやつだ、許さんぞ」
男性が調停離婚を申し立てると、妻は900万円という法外な慰謝料を要求してきた。しかも、実家という後ろ盾があるからか、職場には嫌がらせの電話をかけてきた。
「社長を出せ!」「お前のところは給料が安いのか!!」
一般に、子どもを連れて別居した妻は、離婚前でも婚姻費用(生活費)を請求できる。
妻も今年4月から離婚が成立するまで月6万円の婚姻費用を請求。男性は金額では同意していないが相手が離婚に応じた時には一括して精算すると返事をしている。このまずるずる離婚を引き延ばされれば、婚姻費用はかさんでいく……。
気がつくと、一円玉大の円形脱毛になっていた。「早く離婚をして、普通の生活がしたいです」
■ブラック企業大賞とは
パワハラ、セクハラ、残業代未払い、長時間労働、派遣差別、偽装請負・・・。日本の労働環境はいまますます悪化の一途をたどっています。それらの職場はここ数年で「ブラック企業」と称され、社会的にも注目されつつあります。
しかし個別事例の調査やその問題の発信・解決も簡単ではなく、ブラック企業で働く当事者は、不当な処遇を受けていても声をあげられる状況ではありません。さらにはブラック企業を生み出す社会・経済的な構造についての分析や提言についても不十分であるため、きわだったブラック企業の存在は一時的に取り上げられても、企業全体・働く場全体の質の向上にはなかなか結びついていません。
そこで私たちは、ブラック企業の個別の事例はもちろんのこと、それら企業を生み出す背景や社会構造の問題を広く伝え、誰もが安心して働ける環境をつくることをめざして「ブラック企業大賞企画委員会」を立ち上げました。(公式サイトより抜粋)
(前略)しかしながら、当委員会は、非営利かつ有志の団体であり、催事等の実施にあたりましては、その運営経費の全てを会員の出資及び収益金等の収入のみで賄うことは困難でございます。こうした事情を踏まえまして、当委員会の趣旨にご賛同いただき、さらにはご協力いただける篤志家の方々の存在が不可欠であると認識しております。
つきましては、まことに恐縮ではございますが、当委員会の今後の活動の継続、ひいては稲沢市を中心とした地域の持続的な発展を望むべきものとして、皆様方には、当会の活動に対するご理解ならびにご賛同を賜りますとともに、ご賢察の上ご尽力いただきますようお願い申し上げます。
(前略)まず、地域の祭りを復活させるため、若者主導の夏まつりを創出するという趣旨のもと、我々自身がこれからの時代を担う存在として自分たちの街に愛情を持って、活性化につながる活動をしていきたいと思います。
こうした活動を経て、稲沢市の活性化に間接的に貢献するとともに、将来的には市との協働により、地域全体の魅力向上につながるような取り組みを進めていきたいと考えています。
『大きな山』 あるところに、大きな山がありました。それはそれは大きな山でした。 その山は代々「日本人なら誰でも一度は登るものだ」と教えられていた立派なものでしたが、頂上付近はずいぶん前から「戦後エリート」と呼ばれる登山家の親父たちによって埋め尽くされ、今では彼らが年中花見を興じているような状態です。 その山を遠くから「諸外国の山よりはキレイかもな」と思って見ていた現代の若者は、登山家の親父と一緒に花見をするのも悪くないかと思い、山のふもとまで来てみたのですが、そこで愕然としてしまいました。山がゴミで埋め尽くされていたからです。 親父たちはこの山を登るときに、水や食料のゴミを山道にポイ捨てしていきました。さらに、頂上で花見をしている今ですら、酒やツマミは飲みっぱなしの食べっぱなし、ゴミは散らかしっぱなしの有様。とりあえず手元に大きなゴミ袋だけはあるので、そこに「エコ」だの「コンプライアンス」だのブツブツ言いながら一応詰め込んではいましたが、そろそろ頂上もそうしたゴミ袋でいっぱいになってきました。 ここで、普通はゴミを持って下山しようと考えて欲しいところですが、頂上からの絶景を手放したくない彼らは、山のふもとで学生や新社会人が呆然としているのを見て、持ち前の“根拠なきポジティブさ”で乗り切ろうとします。「そうだ、このいっぱいになったゴミ袋をここから下に転がせばいいんだ!」「きっと、ふもとにいる若者たちが処理してくれるに違いない!」「そうしましょったらそうしましょ!」 親父たちは頂上からゴミ袋を一斉に転がし始めました。がしかし、なかなかふもとまで行き着きません。ビニール袋が破れて5合目あたりで分解してしまうからです。すると、花見をやめさせようとする団体を仕分けした政治家が、なぜかそのゴミ袋を破れないものに強化するための研究費だけは頑張って通しました。すると、なぜか「頂上にいる多くの人のため」「山をキレイにするため」と、上場しているような大メーカーもこぞって頑張りました。商売になると見込んだのでしょう。そうして日本の高度な技術力が惜しげもなく投入された結果、ただ丈夫なだけでなく、途中の山道に落としたゴミも雪だるま式に巻き込みながらキレイにしてくれる夢のゴミ袋が驚きのプライスで開発されました。 そうして、頂上で一杯になったゴミ袋がふもとまで転がることで、山全体がキレイになる仕組みが完成しました。 しかし、すでにその山に登ろうという若者はめっきり減っていました。ゴミの山に登るくらいなら、ふもとでバーベキューでもしていた方が楽しいと思えたからです。ところが、そこに大量の巨大なゴミ袋が転がってきました。親父たちが頂上で転がした時よりも数倍に膨れ上がり、ゴミの大玉転がしのようになっていました。ゴミの大玉が勢いよくぶち当たり、バーベキューセットはなけなしの肉もろとも滅茶苦茶に壊れてしまいました。バーベキューセットだけならまだしも、ゴミの大玉につぶされて重症を負っている人もかなりいるようです。これではキャンプどころではありません。 「なんてことするんだ!」若者は頂上の親父たちに向かって叫びました。 頂上で、かつて登山家だった親父たちは、若者を見下ろしながらこう言いました。「悪い、悪い!悪気はなかったんだ。でもゴメン、それ、捨てといて。」 |
メトロ-都営の壁撤去へ囲い 九段下駅 ![]() 撤去する壁はホーム延長二百十メートルのうち計約九十メートル部分。年内にこの部分の仮囲いを済ませ年明けから案内板や広告看板、天井部分などを取り外す。実際に壁の撤去を始めるのは来年四月からで、二〇一三年三月までに完了させる。改札がある地下三階コンコースの壁二カ所(計約二十五メートル)も撤去する。 壁の撤去後は、半蔵門線の押上方面行きと新宿線の新宿方面行きが同一ホームになる。両線を乗り継ぐ際、ホームからいったん階段を上って改札を通り、再びホームに下りなければならない不便さが解消される。 |